奥州小紋に使用しております、奥州絣生地は紬糸を使用しているにもかかわらず、細番手の糸を織り込み、更に絣糸を使用した見た目と異なるしなやかな織物です。
この素材を使用して小紋染めした品が奥州小紋で、昭和30年代に竺仙が開発そして名づけたものです。

型置き・染めは小紋染め同様、和紙を使い彫りあげた昔ながらの型を使用しております。
糊置きをした後、色合いを鮮明にする為、引き染めにて仕上げております。
差し色はすべて手差しで行い画一化されない味わいを出しております。

中くらいの大きさの貝合わせの柄です。秋草や青海波など様々な模様が施されています。組紐が優雅な流れを作っています。

【コーディネートに関して】
奥州小紋のざっくりした生地には上質な麻素材のものもよく合います。
こちらは臙脂色の小千谷縮の兵児帯です。このようにカジュアルな装いにも、又お太鼓を締めて夏着物風にもお召いただける一枚です。
※こちらの商品は反物のみで、帯は別売りです。