長さ:12m 巾:38cm 素材:絹100% 日本製
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江戸小紋には、武士の裃に使われていた「定め小紋」と庶民の間で育まれた「謂れ小紋」があります。謂れ小紋は、お上からの奢侈禁止のお達しにどうしたら華美に見えずにお洒落を楽しめるだろう、という庶民の反骨精神が生み出したものといえるでしょう。謂れ小紋は、縁起物であったり、判じものであったりと様々な工夫がなされています。こちらの江戸小紋には「七転八起」とストレートに文字が染め抜かれています。彫りと染めの職人の腕もさることながら、いくら締め付けに合っても七転八起…、という江戸っ子の意気地をうかがい知ることができます。
生地について
羽二重系の一越縮緬です。通常の縮緬の白生地は織り上げた後に練り(精錬)をするものですが、こちらは糸の段階で練りをかけた【先練り】という製法を用い織り上げた、竺仙別織の生地です。
江戸小紋のような極小紋を染めることに適した、シボ立の少ない風合いで、打ち込みの良い丹後で織られた縮緬です。江戸小紋のような極小紋を染めることに適した、シボ立の少ない風合いで、打ち込みの良い丹後で織られた縮緬です。
染めについて
伊勢の白子で彫られた伊勢型紙を使用し、古来より変わらない希少な手付による糊置きにこだわり柄付けをしています。 その後【しごき染め】という江戸小紋特有の染色技法によって一反一反制作しています。
※しごき染めとは・・・型置きをした生地の上に、糊の中に染料を混ぜた色糊をしごいて付けていく技法です。
> 手付けとは
コーディネート例
七転八起の江戸小紋に、達磨さんの染め帯を合わせてみました。遊び心溢れる着物に遊び心と愛嬌のある帯。周囲の方が思わず笑顔になってしまうようなコーディネートです。
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